
「きらら」を形にしたいと最初に思い描いたのは、所沢生活館の管理運営委員会のメンバーでした。委員会活動の先にもっと大きな可能性を実現できないか。資金もなく、資格も無い主婦のグループ、それでも何か社会に貢献したい。そう考えた結果がお掃除ワーカーズを作ることだったのです。もちろん、せっけんできれいにお掃除する事業です。
どうやってお客さんからお金をもらうの?
神奈川の「生活環境ワーカーズコレクティブ グリーンベル」に2回来てもらい、困った時はいつも相談にのってもらいながら、理論と実践を教わりました。事業として赤字を出さない価格設定、お金をもらう掃除の仕方、たくさんのことを吸収して自分たちなりにまとめ、きららとしての体制を整えていきました。お客様に感謝

最初の頃のお客様には特に感謝しています。隅をきれいにすることで顧客満足度がアップするとか、家電製品の掃除をする時には事前に稼動を確認するとか、保険に入ることとか、学ぶことばかりでした。ひとつひとつの経験がきららの財産になっています。
さらにキラキラ輝くために
大変ではないかという問いに「とにかく仲間との作業が楽しくて仕方がない」と言う代表の松浦あやこさん。「せっけんを広めることにも大きく貢献できることが嬉しい」と言う事務局の安藤美紀子さん。きららの今の事業はナチュラルクリーニングでのお掃除代行と、ナチュラルクリーニング講習会です。今の課題は定期的な仕事が少なく、安定した事業展開ができていないこと。でも、主婦の感覚を生かし、高齢になっても社会に貢献できるせっけんお掃除ワーカーズを選んだことは、間違いではなかったと感じています。
主体的に生きる主婦のパワーは地域に新しい仕事を作り出しました。まだまだ軌道にのせるには経験や学習が必要かもしれませんが、きららの仲間がたくさん増えて、他の地域にも広がっていけば世の中は、せっけんのせいだけでなくキラキラ輝く予感がしました。
ワーカーズ・コレクティブきらら tel/fax04-2928-5413